イラストとタミフル75mg

日本産婦人科学会が伝えるタミフルとは

タミフルを服用する際、インフルエンザウイルスに感染してから、48時間を超えると著しく得られる効果が低下してしまいます。
そのため、突発性の発熱や関節痛といったインフルエンザ特有の様子が見受けられた場合は、できるだけ早く医療機関を受診するようにしてください。
医療機関では、医師のカウンセリングを受けた後に、鼻の中や喉といった部位を綿棒で擦り、ウイルスの型を判定するためのキットで調べます。
キットを用いて、判定が出るまでには、およそ20分を要します。
判定の結果により、A型やB型の場合、症状や感染した時期を考慮し、医者がタミフルを処方します。
当然、患者から処方が断られたり、医者がタミフルを処方する必要が無いと判断した際には、用いない治療法を提案することになります。
こうしたタミフルは、大人の場合はカプセル型の薬が処方されます。
このような薬を、1回1錠を1日に2回飲み、これを3日間から5日間程度継続します。
患者が幼少時であるのなら、粉末状のドライシロップ剤が体重を参考にして処方されます。
幼少時であっても、服用する頻度に変わりはなく、1日に2回を3日間から5日間続けます。
タミフルは、インフルエンザに感染していなくても、予防として飲むこともできます。
予防としてタミフルを利用する際には、成人の場合1日に1度のペースを一週間から10日間継続します。
しかし、タミフルと耳にした場合、まず多くの方がイメージするのが副作用の問題です。
製造販売しているメーカーが、販売前に行った試験によると、最も副作用として報告されている症状は、腹痛です。
次いで、下痢や嘔吐となり、異常行動は極めて少ない割合です。
そのため、安心して飲み続けて構いません。