イラストとタミフル75mg

タミフルは本当に妊婦でも使用できるの?

インフルエンザの治療薬とされるタミフルは、妊娠中の女性にも処方されます。
薬の成分による胎児への影響はないとされ、流産や先天異常の問題も報告されておらず、通常時と変わらない効果を発揮します。
インフルエンザウイルスは、感染すると細胞から細胞へと移動し、その都度、遺伝子を複製して増殖を繰り返します。
タミフルは細胞への移動に必要とされる酵素を阻害することで、全身に広がることを防ぎ、ウイルスによって重症化する症状を抑えることができます。
発症から48時間以内に服用すれば、治療までの期間を数日短縮できるほか、ウイルスの量を抑えることで症状が和らぐため、インフルエンザに疑いがある人は、速やかに病院で診てもらうようにしましょう。
妊婦から妊婦への感染の危険性もあるため、受診する際はかかりつけの産婦人科に電話を入れて、マスクなどで感染予防をして来院するようにします。
一般病院でも対応はできますが、原則はかかりつけの産婦人科となっています。
妊娠中は通常時よりも免疫力が低下しているので、ウイルスに対する抵抗力が低く、重症化しやすい傾向にあります。
タミフルなどの抗インフルエンザウイルス薬の服用が遅れた人は重症化率が高く、最悪のケースでは母子ともに亡くなったという報告も数件挙がっています。
胎児にも影響を与える可能性があり、インフルエンザに感染した母体から生まれた胎児は、統合失調症や双極性障害など先天異常を引き起こすリスクがあると言われています。
インフルエンザが重症化すると、妊娠していない人よりも、妊婦にかかる負担が大きく、合併症をおこす可能性が非常に高くなります。また、出産するための体力も削られてしまうので、出産間近の人は特に注意が必要です。
すでに自分一人だけの命ではないので、体を大切にするためにも、インフルエンザを早く治すように心がけましょう。
■タミフル以外にこちらもあります
リレンザ
■症状を確認し、慌てないように備えましょう
インフルエンザ 症状